2月1日から3回目のコロナワクチン接種が始まります。接種券も少しずつ届き始めているようです。当院の診察券をお持ちの方は当院受付で、持ってない方は酒田市の予約システムを利用して予約をお願いします。開始当初はファイザーのワクチンを使用しますが、おそらく2月25日頃からモデルナのワクチンに変更となる予定です。これは酒田市の方針によるもので、国から供給される予定のワクチンの、約7割がモデルナになっているためとの事です。このため、集団接種は全てモデルナを使用する事になり、また接種回数の多い医療機関は、2月下旬からモデルナが配送になるとの事です。要望すれば少しファイザーをもらう事も可能なようですが、2種類のワクチンを扱うのは接種ミスなどの危険性が高くなり、また予約などの事務作業も複雑になりますので、当院は切り替わったら全てモデルナを使用する事にします。どうしてもファイザーを打ちたいという方は、自力でファイザーの予約ができる医療機関を探して、ご自分で予約をお願いします。
実際問題として、モデルナとファイザーのワクチンに、ほとんど差はないと考えられています。有効性はほぼ同等、副反応はモデルナに多いもの、ファイザーに多いものと若干の違いがありますが、ならして考えればほぼ同等だと思います。多くの方は1・2回目はファイザーを接種していると思いますが、3回目にモデルナを接種する(交互接種といいます)事に特に問題はありません。むしろ3回目にモデルナを使用した方が、抗体の上がり方が良いとの報告もあります。
という訳で、モデルナでもファイザーでも、とにかく接種できるものを早くうつというのが正解です。メーカーにこだわっている場合ではありません。
また、3月から、5歳から11歳までの小児に対する接種も始まりますが、こちらについてはファイザーのワクチンが使用されることになります。これは、日本では現在、12歳未満に適応のあるワクチンがファイザーのみとなっているためです。これも将来的には変更になる可能性はありますが、今のところモデルナは小児に対する適応追加の申請をしていませんので、当面はファイザーが使用されることになるでしょう。
0コメント